語学を学ぶ人にとって「どのくらい学習をすればある程度話せるようになるのか?」と思うときがあります。
私自身も、英語を勉強しているのですが「1年経てばある程度、英文が読めるようになるのかな」と期待するときがあります。
でも、スポーツと同じように、同じ1年でも、日々の積み重ねがあるのと無いのとではかなり差が出てきます。
365日中、10分だけでもその言語に触れた1年、
365日中の何日かだけでその言語に触れた1年。
そして、その言語について向き合ってきた自分の時間。
一概に「○年学習すればできるようになります」とは言えないです。
それでも、人間、ある程度の目安が分かると頑張れる。
例えば、手話検定試験のように、○級取得によって今のレベルが把握できると更に次を目指しやすい。
また、検定試験のように具体的でなくても、
「あの人みたいに流暢に話せるようになりたい」
「その人が何を話しているか、十分読み取れるようになりたい」
「自分が伝えたいことを手話で表現できるようになりたい」という、目標も大切であり、手話を学んでいく上でのモチベーションになってきます。
私が手話を教えて数年経ちますが、これから一人でも多くの方々に、
「手話を学んでいること」に自信を持っていただき、いつの日か、
聴こえない人と出会った時に、手話が必要になった時に、
「私、少しですが、手話できますので」と言えるよう、共に走っていきたいと思います。