歌を手話通訳するのはすごく難しいなあと思います。
歌は、声や楽器で音を奏でますから、
耳が聞こえない人に
手話通訳してほしいと頼まれた場合、
どうすればいいのか、うーんと考えてしまいます。
歌と言っても、ライブや
合唱や斉唱やさまざまな形での「歌」があります。
歌は、耳で聞くものとばかり
思っていましたが、それは錯誤かもしれません。
歌は聞くと同時に見るものでもあるのでしょうか。
歌があるという事は、その歌を歌う人間がそこに存在することだと思いました。
ラジオやCDではたしかに目では見えませんが、
曲や歌声から、想いをはせて
様々な情景が浮かんだり、想いにひたることもあり、
それが「歌」が人間を魅了する一つの所以だと気付きました。
当たり前だと思っていた事も、当たり前ではない、
「歌」というのは耳だけに作用するものでないことが私の大きな発見になりました。