毎月一回のリクリエーションで先日、「木下サーカス」の観覧に出かける機会がありました。
これは、社会福祉協議会並びに木下サーカス事務局のご好意で実現を致しました。
私の記憶では、小学生の頃に、当時、確かローカルで「シバタサーカス」があったと思います。
でも、50年や60年も前の話では、殆んどの人が覚えてないかも知れませんね。
しかも私の記憶違いも考えられます。本当に久し振りのサーカスでしたので、楽しみにしておりました。
暑い日差しの中、会場独特の雰囲気で賑わっておりました。
子供の頃のワクワク感が蘇りましたが、スタッフの方々は事前準備が大変だったようです。
聴覚障害者にとって一番は、通訳者の問題ですね。
場内アナウンスによる演技種目の説明や会場内での注意点の確認・説明、など通訳が必要な場面が多くありました。
今回の通訳の問題は、職員と会員、利用者の普段のコミニュケーションが生かされおりました。
そこで、聴こえない人が、私たちと同じ臨場感を共有できているのかなあ?と考えさせられました。
私たちは、視覚からの感動と同時に聴覚からの感動を一緒に捉える事ができます。
でも、ふと隣の利用者さんの顔を見て、少しは疑問が晴れました。
皆さんの目線があるところに釘ずけになっているんです。
勿論の事、演技者ですよね。または、動物にです。その表情がすごく素晴らしいんです。
私も感動の余り手話で、楽しいですか?( 両手を広げて、胸の前に置き、交互に、上下に振る)と話かけました。
すぐに、面白いと返事が手話で返ります。( 右手の拳を左胸に2回当てます)
しかも、演技の素晴らしさに、私も思わず声を出しておりました。利用者さんも同じところで声を出していましたので、同じ空間を共有できていると思いましたね。
こんな空間が持てる、いろいろな場面やいろんな機会が増えて行ければと思いました。
今日は、「凄くおもしろかった。」を新潟弁で、「がっとおもしぇかった。」日となりましたし、
子供こころに帰った素晴らしい一日になりました。7月にも今日にも増して利用者さんと共有できる空間を楽しみにしています。