毎日、朝に出勤、夕方に退勤での時間を使って歩いています。
家と駐車場の間を25分、距離は2km強になるでしょうか。
この夏は暑くて大変な思いを致しました。
私は自慢じゃないですが、大の汗かきで、夏が苦手の一言です。
そんな中に、暑さを忘れるひと時がありました。
「コミュニケーションの大切さを知り得た」事です。
それはある日、朝の出勤する時に起こりました。
私の後ろから自転車で通りすぎる少年でした。
私の方をじっと見詰めて追い越して行きました。
実は私の髪型は、長髪で後ろに束ねていましたので珍しい物を見る感覚かなと感じていたのだと思います。
毎日会うわけでもありませんが、会う度に私の方を見て行きます。
ある時、私から「おはよう」と声かけをしましたが、無言で通り過ぎて行きました。
でも、私の方を見てくれてます。
こんな時間が一か月、二か月がすぎた頃に突然、後ろから声が聞こえました、
「おはよう」。
振り返ると例の少年です。
驚いたのと嬉しかったのとが同時に、気持ちの中で湧き上がりました。
彼は知的障害を持っていますので、施設に通う途中の出来事だと思います。
それからは、会う毎に「おはよう」「元気かな?」「自転車、あぶないぞ、気を付けろ。」
簡単な会話を交わす迄になっています。
でも、少年の返事は簡単、「おはよう」「うん」の二言です。
でも、目と顔が笑っています。
不思議なもので、暫く会わないと気がかりになりますね。
まだ、お互いに名前を聞きあっておりませんが特に急いで聞く事でないように思います。
いかに、挨拶が人と人を繋ぐ大切なコミュニケーション方法か改めて感じました。
今は、私からいろんな人たちに手話を使って挨拶をしています。皆さんも明日からといわずにはじめてみてください。きっと楽しい事がありますよ。