「かめはめは」→「むーんむーん」

先日、若いろう者がスマートフォンを持ってなにやら遊んでいるのを見かけました。
なにをしているのか聞いてみると「音声検索」アプリを使って自分が話していることを文字に変換して遊んでいました。
本人たちは発生した声がきちんと聞き取りされると思っているようでしたが、機械はまったく違う言葉に変換していました。
「かめはめは」 → 「むーんむーん」などなど。
楽しんでいる途中、ひとりが私に「なんでちゃんと聞き取らないのかな?壊れているのかな?」と聞いてきたので
「私達でもちゃんと聞き取ってもらえないよ。私も滑舌が悪いからちゃんと聞き取ってもらえることなんてほとんど無いよ。」
と話しました。すると意外!といったような様子でまたそのアプリで遊んでいました。

 

彼らに声の出し方はどうやって覚えたのか聞いてみると、小学校のときに授業で学んだそうです。
学校の授業で発声練習をします。50音をひとつずつ覚えるのです。
「あ」の発音、「さ」の発音、違いがわかりますか?

舌の使い方を親や先生の口元を見て真似して声を出す練習や風船、紙を使っての練習をして覚えます。

 

声を出すことを自然に覚えて言葉にしてきた私達と、声を出す練習をしてきた人達、その違いは様々なところに生じます。
聴こえない子供への教育内容は場所や時代によって変わっていきます。

手話、筆談、口話、、、コミュニケーション手段はたくさんありますが、聴こえない彼らにとって適切な環境がつくられることを願います。